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Jun 26, 2011

鳥の眼

カラスの研究をしていて、一番困ること。
それは雌雄が見分けられないということだ。
性的に色彩や模様が異なっていれば、オスがどうしたとか、メスがどうしたとか観察できるが、なにぶんカラスは見た目が同じだ。
「カラスの雌雄」という諺があるくらいで、見分けはほとんどできない。
営巣している状態ならば、役割分担や仕草などでなんとか判断できる事もあるが、ゴミ置き場にたくさんいるときなんかは全くお手上げである。

では、当の本人達はどうしているのだろう。もちろん男か女かわからなければ、恋も成立しないので、本人達はきちんと見分けているに違いない。

じつは鳥の眼の構造は、私たち人とは違っている。人の眼は色を感じ取る錐体視細胞が赤、緑、青(RGB)の3種類あり、この3つの色を使って様々な色を作り出している。だからテレビのモニター画面はRGBのドットで構成されているのだ。
ところが鳥類は、赤、緑、青の他に、近紫外線を感じ取る錐体視細胞を持っている。ようするに4つの色センサーで色を感じているのが鳥類なのだ。
だから、人と鳥では、おそらく見ている色は違っているのである。

ということは、私たちの目で同じ色の鳥でも、鳥の目から見れば違う色であることは十分あり得る。
実は、すでにこの手の研究は進んでいて、雌雄同色の鳥で、紫外線領域もふくめて体の色を見てみると、雌雄で違っているケースが何例も報告されている。一番有名なのが、ヨーロッパに棲むアオガラで、オスの頭は紫外線を反射していおり、メスとは違っていることがわかっている。

それじゃあ、カラスの場合はどうなのか。じつはこのあたりはまだ誰も調べていない。そこでNHKの番組において、紫外線を可視化する特殊なカメラで見てみようということになった。
最初は、なかなかうまくいかなかった。違っているようにも見えるし、同じようにも見えた。羽毛への光線の当たり方でなんとでも解釈できそうなのである。
しかし、外から余分な光線が入り込まないスタジオ内でいろいろ試行錯誤してみたら結果が出た。


それがこの画像。
ハシブトガラスを背中側から見た図である。上が頭で下が尾羽。白いのはカラスをおさえている手である。
どちらがオスだかおわかりになるだろうか。右がオスで、左がメスである。右のオスの方が明らかに、紫色を帯びていて紫外線を多く反射していることがわかる。
ということは紫外線領域も感じることができる眼で見ればハシブトガラスはオスとメスでは違った色なのだ。

カラスを寄せ付けないグッズとして死んだカラスをぶら下げるという方法がある。
効果が出るのは本物で、偽物では効き目がないという。
さすがはカラス、賢いので本物と偽物を見分けると、みんな感心してしまう。
しかし、紫外線のことを考えれば、本物と偽物を見分けるからくりはなんてことない。人の眼で同じように見えても、カラスの眼では違って見えているのだからだ。手品みたいに種がわかればなあーんだと思うが、まあ、そんなところである。

さて、カラスの紫外線まで見えるの眼の話は、さらにまだまだあるのだが、長くなるのでここでいったん終わりにします。
つづきはまたそのうちに。

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Jun 07, 2011

今年2回目のダチョウの卵の目玉焼き

日曜日の5日は、習志野台幼稚園さんで親子塾「卵のふしぎ」をやってきました。
もちろんダチョウの卵の目玉焼きもです。
もう何回目玉焼きを作ったかな。そろそろベテランの域に達してきたはずなのに、今日はなかなか焼けませんでした。
きっとそれは今回の卵が大きかったら。鶏卵29個分の重さは、これまでで最重量だと思います。
ダチョウ王国さんで大きな卵をチョイスしましからと連絡をもらいましたので、とびっきり大きな卵だったのでしょう。

みんなで美味しく頂きました。今回も食べ残しは0でした。
ハイ、ごちそうさまでした。

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