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Aug 31, 2011

魚の気持ち

今日は水槽に、自動で給餌する機械を設置してきた。
希望の時刻を入力すると自動的に餌が落ちる便利な機械である。
これを設置しようと思ったのは、どうも餌のやり方がまずかったらしく、先日、魚が食べていない餌が水槽の下に積もっていたからだ。
この機械を設置したので、きちんと決まった時間に決まった量だけ与えられるので、管理は簡単だ。
設置後、餌やりをしていた人にもう餌やりは不要ですよと伝える。
便利な物があるんですねという話なった。

そんな会話をしているときに、ふと気になる話になった。
魚の餌やりは、本当は、魚が食べる分だけを与えるのが基本。餌やりも水替えも、一日にどのくらいという目安はなく、魚の気持ちになって見るのが大切なんだと私が言ったら、ある人が、魚の気持ちはわからないという。

うーん。これは...。

たしかに魚の気持ちなんかわからないかもしれない。でも、こちらが聞こうとする気持ちがなければ、魚の飼育なんかできるわけない。
これはいろいろなことに通じる話だと思う。
声なき物に耳を傾ける、聞こうとする姿勢が大切だと思う。

便利な機械を設置したのがいいが、このままでは水槽にまったく感心が無くなってしまうのではないか。
とっても心配になってきた。

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Aug 23, 2011

ラジオ出演で話したこと


昨日は、NHK千葉放送局のFMローカル番組「まるごと千葉60分」に出演し、「今から間に合う自由研究」と題して、お話ししてきました。

前半と後半の合計30分くらい話したでしょうか。

前回出演したときには、言いたいことがたくさんあって、マシンガンのように話すという失敗をしましたので、今回は少しゆっくりと落ち着いてと思いながら挑みました。

内容は、自分と子供がとりくんだメダカの分布調査の話から始まり、自由研究をすすめるにあたって、どんなことがポイントになるか、どうすれば研究になるか、テーマはどう選べばいいかなどをお話しさせてもらいました。

とにかく自由研究のコツは、失敗すること。

どうも、うまくいくことばかりを考えている人が多いようですが、失敗するからこそ、研究になるんだということです。
失敗することによって、その改善方法を試行錯誤する課程を記録すると研究になるわけです。
まあ、成功しても、さらに発展させればいいのですが、それはなかなか難しいので、失敗したらチャンスです。

いい研究をするのには、毎年同じテーマで取り組むのが重要です。
テーマ選びは大変ですから、一度選んだテーマを毎年やって、どんどんバージョンアップをするのです。
実は、多くの優秀作品は、毎年同じテーマで取り組んでいます。

また、本やテレビで知ったテーマをやるのもぜんぜん問題ありません。自分でやってみたら、こうなった。やっぱり同じ結果になった、違う結果になった。とにかく、いろいろやってみるというのが大切です。

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Aug 22, 2011

いちばんみたい鳥は?

いろいろ見たい鳥がいます。
根室に何回も行っても見られないコケワタガモ。
マイコドリもいろいろ見たい。
でも、いちばん見たいのは....

ラケットヨタカ

アフリカにいるとても変な鳥です。
それも繁殖期のオスが見たい。
なんとオスの翼から左右一枚ずつ奇妙な羽が伸びているのであります。
写真
これを飛びながらメスに見せつけて求愛するんだそうです。
最初に写真を見たときの衝撃は忘れません。

こんな邪魔な羽をつけてどうやって飛ぶのだろう。
長年の疑問でした。
その疑問がついに解決しました。
あったんです。映像が

その映像がこちら。飛ぶラケットヨタカ

またまた ビックリであります。

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Aug 16, 2011

えらいことになっています!鳥の分類

図鑑の仕事していると、鳥の分類を知らないわけにはいかない。
分類なんて、学者の見解によっていろいろあるんで、何かを準拠しなければならない。
日本の鳥の図鑑の場合は、多くが日本鳥学会が発行している日本鳥類目録第6版にしたがっている。
分類というのは基本的に古い時代に分化した種から、新しく分化した種の順で並ぶ原則がある。
日本鳥類目録では、アビ目からはじまり、カイツブリ目、ミズナギドリ目と続き、最後はスズメ目、スズメ目の中ではカラス科で終わるという順番になっている。基本的には、水鳥が古く、陸の鳥が新しいという感じであると思ってもらってもいい。
長年この順番で慣れ親しんでいるので、図鑑を開くときにさっと目的の鳥に行き着ける。たまにアイウエオ順になっている図鑑や、生息環境別になっている図鑑があるが、じつはああいう本はひきにくくて仕方ない。やはり分類順でないと困るのである。
ところが世界の鳥の図鑑を眺めると、日本の鳥の図鑑の並びとは違っている。最後にきているカラス科が真ん中へんにあるのだ。
これは先に述べたように、準拠している分類が違うためだ。

分類とは仲間わけである。こっちの鳥とこっちの鳥が似ているから、じゃあ、同じグループだろうと、昔はこうやって見た目でやってきた。
ところがその方法だと、見た目は同じにみえても、ぜんぜん起源が違うという種がけっこういて困ることになる。たとえばツバメとアマツバメは、まったく違う仲間なのだが、どちらも空中生活にウエイトを置いたために似た体型になった。これを収斂というのだが、とにかく見た目では間違ってしまうのだ。
そこで外部形態では収斂の影響が大きいので、体の中に着目して仲間分けをしようという流れになった。ということで、骨とか、鳴管(人で言えば声帯)などを使って分けたのである。
じつは現在の日本の分類は、この方法でわけられたものを使用している。
ところがこの方法でも収斂の影響は避けられないことがわかってきた。
そこで用いられたのが遺伝子DNAである。遺伝子を調べてみるとどの種とどの種が近縁で、こいつとは遠いなんてわかるのだそうだ。
この方法で分類したのが、1988年に発表したシブレーのリストである。
これにはあっと驚くものが多かった。
コンドルはタカの仲間ではなくて、コウノトリに近いとか、サンコウチョウはカラスに近いとか、ええ!ウソでしょ!と思うものが多かった。

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Aug 06, 2011

単語の使い方に気をつけたい

じつは今、鳥類図鑑の執筆をしています。
短く書かなければならないので、とても難しいうえ、

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Aug 05, 2011

震災ポエム「海をうらまない」に写真が掲載されました

ひょんなことから私が以前に撮影した写真が、震災ポエム「海をうらまない」(合同出版)に掲載されました。
著者の佐藤啓子さんは、今回津波で大きな被害にあわれた岩手県山田町にお住まいの方で、震災から書きためた詩集をこのたび、出版されました。その中に、私の撮影した山田町の風景2点が掲載されています。

えっ、なんで私の写真が掲載されたかって?

じつは2002年に私は、山田町へシンポジウムの取材でいったことがあるのです。シンポジウムは、自分の担当ではなかったのですが、援軍として、山田湾で行われているカキの養殖を取材しにいったのでした。カメラマンは仙台の方にお願いして、現地集合。新幹線と釜石線、山田線と乗りついで行きました。とにかく遠いところだなと実感したことを良く覚えています。

現地では町役場の方の案内でいろいろ回りました。
こういう取材で一番最初におさえておかなければならないのが、俯瞰でみた取材地の大ロングの映像です。役場の方に、どこか湾が一望できる場所はないですかとリクエストして、連れていってもらったのが、まだ開通していない三陸道でした。
そこからみえる町と湾が美しく、私も買ったばかりのデジタルカメラで風景を撮影しました。





ちなみにこのあと、カキの養殖の現場も案内していただき、このとき食べたカキが本当に美味しくて、ビックリしたことを覚えています。なんというかまったく雑味のない味で、いくらでも食べられるという感じでした。

あれから9年後の3月11日。東日本大震災が起こります。

津波でたいへんな被害をあった地域に、山田町の名前がありました。
うわ、まさかあの山田町がやられたなんて。
すぐに写真を思い出しました。

この写真に写っている町が津波で被害に遭われた。この景色はもうみられないのかと残念でなりませんでした。

しばらくして、ニュースで三陸の写真を集めているという話題を知り、アクセスしてみました。するとそれとは別に、とくに山田町の写真を集めているサイトにも出会いました。

風景写真って、じつは地元の人はあまり撮らないものです。写真なんて、特別なときに撮るものですから、日常って意外にありません。ちなみに皆さんは、ご自宅の写真ってありますか? 新築記念とかはあるかもしれませんが、借りている家なんて、まずは撮りませんね。
地元の風景も同じではないでしょうか。

自分のパソコンで眠っている山田町の写真がお役に立てられればと思い、さっそく登録しました。
その結果、今回の書籍に掲載されることになったのです。

今回、思ったのは、なんでも写しておくものだということ。また、デジタルカメラだから、パソコンに入れておくだけでよく、紛失しなかったこと。
写真を撮るって、大事なんだなとつくづく思いました。

また、山田町が、以前のように豊かな海の町として復興されますことを心から願っております。そして再び訪ねたいとも思います。

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Aug 01, 2011

難病の子供達と昆虫採集

昨日と今日は、神奈川のあしがらへ、難病の子供達と家族さんが夏のキャンプをしている「がんばれ共和国」へ、お手伝いに行ってきました。

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