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Sep 27, 2011

くるくるコインは、なんと募金箱だった!

通天閣にあった「くるくるコイン」なるものは、実は募金箱であることが判明しました。でも、そんなことは一言も触れていませんでしたけど。
なんでも大阪発ではなく、外国からの輸入品らしいです。
ついにそのレンタルをしている会社のHPを発見しました。それによると、

20年以上前に募金箱としてくるくるコインを設置したアメリカのある博物館では、1度も壊れることなく使われ続け、累積で1億2000万円以上の募金を集めました。

だそうです。

動画もありました。これは面白いです。
くるくるコイン

世の中驚きで満ちあふれています。


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Sep 26, 2011

あだち自然体験デー 集まれ!荒川探検隊の青空講演会

きのうは、足立区が主催する「あだち自然体験デー 集まれ!荒川探検隊というイベントがあり、私は青空講演会の講師として参加しました。

お話を受けたときは、小さな自然観察会なのかなと想像していたのですが、テントが何張りも出る大イベントでした。

場所は、環七鹿浜橋がかかるすぐそばの荒川河川敷です。かつてはゴルフ場だったようですが、いまは池あり、原っぱありの自然公園になっています。
ここで一日、さまざまな自然体験をしてもらおうというのがこのイベントの目的です。

私の講演は11時30分からで、現場入りしたのが9時くらいなので、それまで方々を歩き回ってみてみました。
すると面白そうなイベントがあちこちで行われています。自分が子供だったら、これは夢中になりそうです。

ヘビに触れるコーナーがありました。男の子達が興味深げに触っていました。
私の子供の頃は、小学校2年生でヘビを捕まえられないのは情けないということになっていましたので、隔世の感がありますね。とっ言っても、私は東京育ちです。まあ、かつては北多摩群と呼ばれたところですが。
ほかにも池に入って水の中の生きものをとるイベントや草原でバッタを探すイベントなんて言うのもありました。
そして、一番人気は釣り。じつは私のところにも釣りがしたいというリクエストが多いのです。親は子供に釣りをさせてみたいが経験がないので、どうやっていいかわからないそうで、こういったイベントは大人気なのです。マハゼやセイゴ(スズキの小さいの)がけっこう釣れていました。

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Sep 23, 2011

大阪はおもろいわ

大阪は、じつは、過去に4回しか行ったことがありません。
はじめては高校の修学旅行で大阪城をちょっと。
2回目は、カラスのロケで道頓堀界隈を。カラスがいませんロケです。
3回目は、USJと海遊館。
4回目は、仕事で大阪の科学技術館へ。
あれ、思い出した。科学技術館は下見とロケで2回行ったんだ。だから正確には5回だ。でも下見は滞在時間が2時間くらいだったかな。つまらない科学館だったことだけは覚えています。

まあ、いずれにしても大阪は京都のついでだったり、遊園地だったり、仕事だったりで、きちんと見ていないのであります。
ということとで今回はせっかく大阪で学会があるわけですから、ちょっといろいろ見てみようと思ったのわけです。といっても時間がないので、通天閣界隈だけでしたが。
それにしても大阪は面白いです。いろいろ東京と違います。

まず、エスカレーター。右側に立つんですね。京都では、東京と同じ左側でした。なんでも大阪から西は右側だとか。では、その境界はどこにあるのか気になりますが、だいたいこんな話はテレビが大好きなのできっと番組にしているでしょう。

続いて電車の中の話。座席が空いていても、詰めようとしないんですね。7人掛けで、5人くらいで座っていても誰も詰めようとしない。しかたないので立っていました。大阪の知人にこの話をしたら、「詰めてください」っていわんとあかんと言われました。何でも自己主張の国なんですね。

そういえば通天閣に面白いポスターがありました。

大阪市営地下鉄の整列乗車を啓発するポスターです。
よくみるとレインボートレインズの男性は、小さく前にならえをしています。
ここまでやった成果があったのか、実際の地下鉄では並んでいました。数年前に京都のバス停で、おばちゃんが我先に乗り込んできて唖然としましたが、そんな光景も今は昔になってしまったのでしょうか。

宿泊は天王寺駅前のホテルにしました。夜にちょっと時間ができたので付近を探検してみました。
ショッピングモールがあったので行ってみる、なんと109、ヨーカ堂、ユニクロ、東急ハンズが一堂に会しているではありませんか。まるで東京ミニタウンです。

そこで興味深い人を目撃。ミニスカートのお姉さんですが、奥のヨーカ堂からカートを押して駅の方に向かっています。いったいどこまで行くのかなと思ったら、地下鉄の改札近くにポンと置いて行ってしまいました。亜然です。

さて、19日は総会を抜け出して、通天閣界隈に行って見ました。
どうせ行くならば普通はつまらないので、阪堺線という路面電車を利用することにしました。じつは朝の連ドラ「てっぱん」で頻繁にこの路面電車が出てきたので、一度は乗ってみたかったのです。
普通、通天閣に行くには、JR新今宮か地下鉄を利用するのでしょうけど、天王寺から上町線に乗って、住吉で乗り換えて、阪堺線で恵美須町に戻るというアホらしいルートで行ってみようと思います。

天王寺駅では、残念ながら旧型ではなくて新型が待っていました。できれば古いのに乗りたかった。

けっこう専用軌道があって、かなりのスピードで飛ばします。


いい感じの住吉駅。ここで乗り換え。ところがここでハプニング。


きたきたと電車に乗ったら、なんと今来た天王寺行きで逆戻り。しかたないのですぐにおりて、街中を歩きます。こんな時はiPadが威力を発揮。マップを見ながら進むと、すぐに阪堺線の東粉浜駅に到着。


やっぱり路面電車は専用軌道ではなく路面が似合う。しかし、大阪の道路は車がいませんね。

途中旧型車両とすれ違う。あれに乗りたかった。

なんとか無事に通天閣最寄り駅の恵美須町に到着。


ジャーン!通天閣登場。そびえています。人通りもまばらです。
これならば空いているだろうと思ったら大間違いでした。
通天閣は長蛇の列でした。表示によると35分だそうです。


入り口には送迎のど派手なバスが!ここまでやりまっか。
通天閣に昇る前に串カツでもと思ったけど有名店も長蛇の列。

これでは並んでいる最中にシャリバテしてしまうのでやめました。

しかし35分の通天閣に罠が待っていました。二階のチケット売り場はそれほど混んでいなかったので、楽勝と思ったのが最後、行けども行けどもエレベーターがあらわれません。けっきょく展望室につくのに1時間もかかりました。なぜそんなに遅いのか。それはエレベーターがあまにも遅いから。我が家のマンションよりも遅いのです。きっとこのエレベーターだとスカイツリーは3時間くらいかかるんじゃないでしょうか(汗)。
あっ、展望台につくのに1時間もかかるわけではないですよ。速度が遅いうえに、2台しかないので乗るまでに時間がかかるのです。

二階にはものすごい数のガチャガチャが!

展望台からは大阪の街がよく見えました。大阪って高いビルが本当に少ないんですね。天王寺動物園が小さいのに驚きました。


よくみると大阪城が見えました。わかりますか?わかりませんね。じゃあ拡大。

黒いビルの前にぽつんと大阪城です。

さて、通天閣と言えば何か忘れていませんかと言われそうです。
そうです。ビリケンさんです。さっそく写真を撮ろうと思ったら、並ぶと写真を撮ってくれるサービスがあって勝手には写せそうもありません。まあ、自分のカメラでも撮ってくれるのでいいのですが、みんなアベックなので、一人で「めっちゃ、ええやん」なんて叫べませんのであきらめました。また、写真は気に入ったら買えばいいというシステムなんですが、断る勇気は東京人にはないことを見透かされていて、みんなけっこう買っていきます。ディズニーランドでも同じような商売がありますが、ここでは真横ですぐに見せられますので断るのは大変です。さすがは浪速の商人です。

こちらは平成のビリケンさんらしく、御利益がないのか誰も触りませんから、写真は取り放題でした。

天気もよく大阪の街を眺めて、さて串カツを食べようと下り始めたら、ここにも大誤算が。なんと下りのエレベーターも並んでいるのです。考えてみればエレベーターのスピードは上りも下りもいっしょなんですね。仕方ない、叉並びます。
並んでいる列の横にはこんなマシーンが。


なんだろうと不思議に思いながらしげしげと観察します。どうやらコインを入れるとくるくる回って下の穴に吸い込まれるというマシーンのようです。落ちたコインはどうなるのか下をのぞいてみますが、当然取り出すところはありません。そうです。これは恐ろしいコインの蟻地獄マシーンなのでした。看板を読むと、「続けてコインを入れると面白いよ」と甘い蜜のような言葉が書かれています。こんなアホなマシーンにひっかかる奴はいないのではと思いましたが、穴の中を見るとけっこうコインが落ちているから驚きます。しかし、500円玉でできないのが誤算でしたね。こいうところが大阪らしい気がします。こんなマシーンは関東では見たことがありません。コインを入れたくなる衝動を抑えながら、列がすすみ、けっきょく下におりられたのは20分後。通天閣に昇っておりるのに1時間半もかかってしまいました。

さて、ついに串カツと思い時計を見ると、もう公開シンポジウムの時間が迫っています。時間切れです。

嗚呼、串カツ!
通天閣展望台料金600円を串カツに回せばよかったと後悔しながら、大阪市立大学がある杉本町へ向かいました。

ということで面白い大阪の「串カツ二度漬け禁止体験ルポ」は、次回のテーマとして残されたのでありました。

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Sep 22, 2011

日本鳥学会2011年度大会雑感

毎年行っている鳥学会の研究発表会。
今年は大阪市立大学で9月17日~19日の日程で行われました。
最初に行ったのが1988年ですから、もう23年も通っていることになります。ということは、今回発表している人が生まれていなったということもあるわけと思ったら、なんだか変な感じになりました。

今回、いちばんビックリしたのは要旨集の表紙がカラーになったこと。

また、おしゃれなエコバッグと団扇が配られたことです。こんなこと今までありません。見るといろいろスポンサーがついているようです。
実は懇親会のビールもサントリーが提供してくれたとか、実行委員会なかなかやるじゃないかという感じです。

発表は、口頭発表70、ポスター発表93もありました。近年はやはり口頭が減少傾向のように思えます。やっぱり精神的に大変なのと、じっくり議論できないので敬遠されるのでしょうか。

今回の発表で面白かったのは、ライチョウは年に3回換羽し、秋羽なんていうのがあるというもの。年2回換羽するのは知っていましたが、秋羽なんて言うのがあるなんて知りませんでした。
そんなことを休憩室でほざいていると、すでに3回換羽にふれている文献があるというご指摘が。勉強不足を痛感しました。

もうひとつ心に残ったのは、チャボクロジの分類学的再検討の発表です。
現在の目録にはクロジには亜種がいないことになっていますが、じつは過去に何回か、チャボクロジという小さな亜種が記載されたことがあるそうです。しかし、このチャボクロジは、たまたま矮小変異で亜種とは認めらられないとされ、現在の目録には載っていないです。
ところが発表者のKさんが捕獲を試みたところ、たしかにクロジには明らかに小さな個体がいることがわかりました。また、小さなクロジは繁殖期には捕獲されず、越冬のために渡来した個体とわかり、どうやら日本で繁殖する大きなクロジと、日本以外で繁殖し日本で越冬する小さな体のチャボクロジが存在するのではということです。

ポスター発表で面白かったのは、ナスカの地上図の鳥を同定しようという試みです。地上図にはハチドリと思われるものや、ウのようなものまでいろいろ書かれているのですが、今ひとつ、なんの鳥かわからないのです。そこで今回みんなに意見をもらおうと発表されました。
私も議論に参加し、こいつはラケットハリドリではないか、とか、これはズグロムナジロヒメウではないかと勝手なことを言ってきました。なかにはこれは鳥類学ではないと批判している人もいましたが、鳥学会はこんなテーマでも発表できるところが私は好きです。

懇親会では、いろいろな方々と楽しくお話しできましたが、今回の収穫は目黒寄生虫館の方と知り合いになれたことです。新たな出会いができるのも大会ならではであります。

公開シンポジウムは、「鳥の種分類と種分化」。
今、図鑑の仕事しているので、これは聞かないわけにはいきません。
いろいろ勉強になったが、後半の種分化の話はいまひとでした。分類の話に集中してもよかったような気もするが、それだとつまらないかもしれない。
でも、種分化はとても大きなテーマなので、ちょっと欲張りすぎたのかなあとも思います。

そうそう、そういえば、今回はツイッターでフォローしていただいている方々とはじめてお会いすることができました。勝手にイメージしていたお姿とギャップがあって面白かったのであります。
今回は、男女の間違いはありませんでした。


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Sep 20, 2011

琵琶湖博物館を見学

17~19日の三日間、大阪市立大学でひらかれる日本鳥学会大会に参加するため、大阪に行ってきました。プログラムは、17日の朝9時から始まるので、前日入り。せっかく関西に行くのだからと、早めに千葉を離れ、琵琶湖博物館に行くことにしました。博物館ではちょうどカワウの企画展が開催されており、良い資料を入手できました。

さわると手が臭くなりますという展示はユニーク。絶対触りたくなる。

また、琵琶湖は淡水魚の宝庫なので、水族館もあり、淡水魚ファンにはたまらない内容になっています。

タナゴ類がたくさん!!


ビワマス水槽

また、カイツブリの採食行動も見られるのも面白かった。2回も見てしまいましたが、そんな人はまずいないそうです。

カイツブリの弁足の写真をなんとか撮ろうと粘るが失敗。


タナゴ類の増殖事業はさすがの規模。

また、水槽の横に穴があり、手を突っ込める変な水槽があったのには驚きました。魚にタッチできる工夫だそうですが、肝心の魚は警戒して近づかないので、触れることは滅多にないとのこと(汗)。
いったいどういう仕組みで水漏れしないのかと聞いたところ、水槽内で圧力を調整しているのだそうです。




ここから手を入れる。


館内の常設展示は、研究している雰囲気を出そうとしているコンセプトのように感じられた。


顕微鏡をのぞくとボルボックスが!!
じつは有名な割にはなかなか見られないプランクトンであります。

琵琶湖は止水のようだけれども、じつは時計反対回りで動いていることを体感させるための、部屋があるのも驚きました。部屋を地球の自転と同じ方向に回してやり、コリオリの力を実感してもらうという設備で、もちろん自分も体感させたもらいました。頭では理屈がわかっても、じっさいに右に右にずれる体験をするのは何とも不思議でありました。

さて、いろいろあった展示の中でいちばんへえーと思ったのは、環境問題すなわちエコについて考えてもらうコーナーです。
たとえば牛乳-パック利用とビンを利用した場合、一般にはビンの方がリサイクルするのでエコだと信じられています。ところが、ビンは重いの輸送コストがパックよりもかかること、洗浄に薬品を使うなど、からならずしもエコとは言えないことが示されていて感心しました。


また研究者は「水が汚れている」とは言わないというのも興味深く思いました。

エコロジー展示ではあさはかな内容が目立つことが多いのですが、さすがは優れた研究者がそろう琵琶湖博物館ならではの展示だと思いました。

そんなこんなで、けっきょくじっくりと見入ってしまい、博物館には4時間半もいました。
最後に淡水魚の王国である琵琶湖を見つめて大阪の会場に向かいました。
ああ、やっぱり水をみるとどうしても糸を垂れたくなる!!



あっ忘れてました!!
琵琶湖博物館に行ったら絶対に食べたいと思っていた天丼を食べました。

ブラックバスとビワマスの天丼。
ビワマスはしっかりサーモンピンクでサケの味。バスは白身で淡泊。うーん、自分はバスの方が美味しいと感じました。

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Sep 14, 2011

育ちの森幼稚園さんへ行ってきました

今日は、さいたま市緑区にある「育ちの森幼稚園」さんへおじゃましました。
この幼稚園の園庭には森があり、有志のお母さんお父さんがカブトムシがいる環境を整備しようと努力されているそうです。しかし、せっかく発生したカブトムシですが、カラスに食べられてしまうらしく、私のHPをみて連絡を頂きました。
はじめは電話でお話をしていたのですが、やはり森を見てみないと何とも言えないということで、今日お邪魔させていただいたというわけです。

幼稚園の環境はHPで事前に写真などを見ていったのですが、行ってみてビックリ。りっぱなケヤキやシラカシがしげる典型的な屋敷林でした。こんな環境で保育される子供達はほんとうにうらやましいと思いました。



現地ではメインで活動されている方の案内で、いろいろ見て回りました。
うれしいことにカブトムシの産卵場をつくったら、やっぱりカブトムシがきて産卵し、100匹以上の幼虫が発生したとのこと。ビオトープは環境を整備するれば、自然に生きものがやってくるという本来の姿がありました。
ただ、屋敷林なので、現在のままではカブトムシが暮らすにはちょっと不向きな感じでしたので、コナラのドングリから実生を育て、コナラ林を徐々に増やしていくことを提言しました。

また、この森は本当にチョウが多いのです。クロアゲハ、アゲハ、キチョウ、コミスジなどがつぎつぎと飛んできます。
そのなかで一番目についたのが、なんとアカボシゴマダラでした。
アカボシゴマダラは、本来は関東にはいない種で、人為的に持ち込まれたのが増えていると言われています。
話には聞いていたのですが、こんなにたくさんいるとは思ってもみませんでした。ちょっと複雑な気分になったのであります。

一通り見たあとは、幼稚園の方も案内していただきました。園舎はウッディな感じで本当に素敵な建物でした。また、園長先生ともお話が弾み、これからいろいろ展開して行きそうな予感がしました。

これからこの森がどう変化していくのかとても楽しみになりました。

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Sep 11, 2011

ダンゴムシレースはやっぱりおもしろい

今日は習志野台幼稚園さんで、親子塾「ダンゴムシはえらい」をやってきました。
もう何回目のダンゴムシレースでしょうか。そろそろ新ネタをやらないとみんな参加してくれないんじゃないかなあ~と思っておりましたが、そこは幼稚園児の人気者ダンゴムシですから、24家族もの参加があってなかなか盛況でありました。

さて、今日は初っぱなからハプニングが。時間の問題で大雨が降りそうなのです。
開始の挨拶そこそこに、まずはダンゴムシとりを急遽行うことにしました。なにしろレースをやるにも競争ダンゴムシがいなければ始まりません。
みんな必死でダンゴムシを探しますが、こんな時に限ってなかなか見つかりません。あせっていると、ポツポツ降ってきました。ちょっとぬれるのを我慢して、なんとか数匹をキープ。雨脚が強くなってきたので、やめにして部屋に戻りました。そのとたん、ものすごい豪雨となり、庭は池のようになってしまいました。

しかし、みんなすごいですね。多くの子供達はあの短時間でダンゴムシを捕まえていました。すばらしいです。きっと普段から捕っているのでしょう。

部屋では、レースをする前に、一通りダンゴムシ博士になるためのレクチャーをします。今回は、ワラジムシのワラジを何か知ってもらうために、ワラジを履いて話をしました。これがけっこう受けました。今度からワラジを履いて親子塾をしたいなあと思います。

ダンゴムシ博士になったところで、つづいていよいよレースです。
レースはまずは、予選を行います。予選は画用紙に円をかいて、中心から誰のがいちばん早く線の外に出るか競います。このとき重要なのが、ダンゴムシにカラーマーカーで色をちょんと塗ります。そうしないと自分のダンゴムシがわからなくなってしまいますし、色をつけるととたんに愛着が湧くのです。じつはこの方法、昆虫を研究するときにポピュラーなやり方です。ちょっとつけるだけではダンゴムシの体にはダメージがありませんから心配いりません。
この予選を勝ち抜いた子供が、本戦のダンゴムシ迷路タイムアタックを行います。
今回はなぜだか完走率高く、9人中リタイヤは2人しかいませんでした。優勝タイムは、32秒。小さな女の子が優勝しました。

このレースで本当に面白いな思うのは、年齢に関係なく勝てること。また、ダンゴムシも大きいのが速いわけではなく、勝利の法則がないのも面白いのです。
ときには3歳の女の子が優勝してしまうなんてレースはそうあるものではありません。

また、優勝者には表彰状を授与します。小さな子供にとっては、もしかしたら人生ではじめてもらう賞状なのかもしれません。人生初めての賞状がダンゴムシレース優勝なんて、愉快ではありませんか。

そして、今回もダンゴムシはすごい!えらい!という感想が自然と聞こえてきました。
なにも考えて無さそうな、脳みそなんかどこにあるのかと思えるダンゴムシでも、あの複雑な迷路を整然と進んでクリアーしてしまう姿は、素直にすごいなあと思えるのです。また、間違った方向に進んでいたのに、いったん立ち止まって方向転換することもあり、なかなか賢いなあと思ってしまうのです。

以前、ダンゴムシレースをやっているという方から相談されたことがあります。「レースは面白いのだが、虫をオモチャのようにしているので、なんのためにやっているのかわからなくなった」。こんな疑問が湧いてしまったというのです。
たしかに一歩間違えればそうかもしれません。
ここで重要なのが、ただレースをやって勝負するのではなく、ダンゴムシの習性や能力を知るための方法の一つであることです。交替制転向反応を興味深く見せるための演出であり、小さな生物でも人が真似できない優れた能力を持っていることを知る。そして素直にすごいなあと思える心を育む。ここを大切にしたいといつも思いながらダンゴムシと遊んでいます。

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Sep 01, 2011

自然おもしろエッセイの更新

地元みくに幼稚園だよりに連載している、自然おもしろエッセイを更新しました。
今回は、オニヤンマです。

自然おもしろエッセイ 日本最大のトンボ

お暇なときにお読みください。

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