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Oct 22, 2011

自由研究の研究

今日は平成23年度 千葉県児童生徒・教職員科学作品展を見てきました。自由研究の研究のためです。
いろいろみんなの研究を詳細に見たので、昼も食べずに3時間もかかりました。

なかなか面白かった。
あいかわらず、児童が自力でやったとは思えないものも少なくりませんが、それでも親子で頑張った結果なんだと思うとほほえましく思いました。

自分の分野は生物系なので生物を中心に見ましたが、今回は物理や科学分野が少なく、生物系が8割近くあったと思います。
また、対象生物は、セミ、アリ、アゲハ、カエル、クモ、ダンゴムシ、アサガオが各学年とも多く見られました。また、今回は原発事故を背景として放射線を調べたものが見られたのもこれまでにない傾向でしょうか。

印象に残ったのは、兄弟でセミを徹底的に研究したもので、長年セミの抜け殻調査をしたことにより、今年のセミは地震で少ないなんて言われていましたが、それを見事に否定していました。
また、ダンゴムシがどうやると丸くなるかを調べた研究も興味深かった。縦揺れだと丸まった状態が持続するが、横揺れだとすぐに解除されるなんて知らなかったのであります。
キアゲハは寄生されることが少ないという研究もあり、これもへえーと感心しまいた。

とにかくほとんど作品が同じテーマで何年も追いかけているものばかり。それも夏休みだけでなく、一年を通して調べ続けたものも多くありました。
また、小学校一年生から中学三年生まで、対象テーマがあまり変わらないのも、自由研究ならではという感じがします。

ぎゃくに今回少し気になったこともありました。

メダカをテーマにした作品もあり内容はよかったのですが、手賀沼にはメダカがいないという結論になっていたのは残念でした。
これは手賀沼の施設に取材に行ったことが原因です。未だに手賀沼の施設では、メダカは存在しなことになっているからです。こういった施設では常に自然環境の最新情報を提供しないと、思わぬところに影響がおよんでしまうことを痛感しました。

さいごにこの作品展では、県知事賞や優秀賞など、優秀な作品には賞が授与され、作品にはその旨の印がつけられていました。
とうぜん、なぜその作品がその賞になったかという寸評がつくものですが、まったくありません。
会場にいた主催者のスタッフに寸評がないのかと尋ねたところ、今後も含めて公開していないとのこと。
理由はよくわからないということです。
たとえば、受賞理由を明確にすると、傾向と対策を研究して賞ねらいで応募する作品もあると思うので、それを防止するためですかと聞いても、そうではないと言います。
いったいなんで隠しているのか私には理解ができません。
やはり、きちんとした受賞理由を明らかにすることで、子供達も勉強になるし、どう評価されたか受賞者もいちばん知りたいところです。このあたりはぜひ、改善してもらいたいと思いました。

最後に、会場で少し気になる話を耳にしました。
おそらく生徒と先生なんでしょう。
先生が生徒に「お前の作品は、こういうコンクールでは受けが悪いんだよ」と言っていました。
この先生はいったいどういう見識で生徒に指導しているのでしょうか。賞を取るために研究をしているのでしょうか。かなり残念に思いました。

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