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Sep 24, 2012

麻布幼稚園さんでダンゴムシの親子体験

ちょっと報告が遅くなりましたが、9月11日に港区立麻布幼稚園さんで親子体験をしてきました。
麻布幼稚園さんにお呼びいただくのは、今回が初めてです。なんでもHPを検索して私を見つけ、呼んでいただきました。
また、都心部の幼稚園というのも初めてです。
この「ダンゴムシ」のコンテンツは、まず園庭でダンゴムシ捕りをしてから始めるのですが、下見の時にはけっこういたダンゴムシがなかなか見つかりません。どうも今年の夏はひじょうに雨が少なかったので、ダンゴムシがいなくなってしまったのです。
それでも子供達は園の隅から隅までを探して、見つけていたのには感心しました。いつもダンゴムシを探していることがわかります。
今回は都心という土地柄もあるのか外国人の親子さんの参加も目立ちました。これほど国際色豊かなダンゴムシ親子体験も初めてです。
後半のダンゴムシレースは、いつものように盛り上がりました。ゴール寸前で引き返すダンゴムシに悲鳴をあげて応援する子供達の姿は忘れられません。
ダンゴムシは本当に身近な生きものなので、港区という都心部でも可能なコンテンツです。自然体験の少ない都心の子供達にも自然の面白さや不思議さが伝えられる活動ができたのはなによりでした。
私を探して呼んでいただいた麻布幼稚園PTAの皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。

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Sep 19, 2012

日本の鳥の分類が大きく変更に①

先日の日本鳥学会で、ついに新しい日本鳥類目録改訂第7版が発表・発売されました。この鳥類目録というのは、図鑑はもちろん様々な分野で準拠されるものですので、改訂になると大きな影響力を持ちます。

それまでの日本鳥類目録改訂第6版までは、形態などを調べて仲間分けした分類法でしたが、第7版ではDNAを利用した方法を使って研究された結果を取り入れて目録が作られました。そのため第6版とは内容が大きく変化しています。

世界ではDNAによる分類の目録が一般的ですので、世界と同じになったという感じでしょうか。

どこが新しくなったのか、気がついた範囲で下に記します。ただ、ずらずらと書くと長くなってしまうので、小分けに書いていこうと思います。

まずは目(もく)の順序です。とにかくビックリするくらい順序が違います。第6版ではアビ目が一番最初でした。ところが第7版ではなんとキジ目が先頭です。じつはこの順序、系統が新しくなるに従ってあとにいくルールで並べられてます。最近の研究ではアビよりもキジやカモの方が古い鳥であるということになります。

また、この順番は多くの図鑑で採用されているため、頭に入れないといけません。はやく覚えないと厄介です。また、いくつか新しくできた目もあります。

ここまで変わってしまったので、鳥の研究者ならずとも、少しは鳥とかかわり合いがある方は改訂第7版を一冊は持っていたほうがいいでしょう。
とくに野鳥観察のリーダーは必携です。
バードウォッチング用品の専門店ホビーズワールドさんで購入可能です。

日本鳥類目録改訂第7版のプレスリリースはこちら

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Sep 18, 2012

日本鳥学会100周年記念大会に参加しました

先週金曜から4日間にわたり東京大学で開催された日本鳥学会大会に参加してきました。
今年は学会創立100周年。その記念すべき大会です。そのため海外からの来賓の方も多くおみえになり例年とは違った学会でした。安田講堂での記念式典に参加したのもいい思い出になりました。

4日間の間、本当に鳥漬けの日々を過ごしました。鳥が人生の中心となっている私ですから、至福の4日間となるわけですが、さすがに全日程が終わることにはクタクタに疲れます。とくに学会終了後のアフター学会が続くとへろへろになりますので、今回は連日は避けました。もう若くはないですからね。

研究発表はとても興味深い物が多くありました。印象に残ったのは、北海道のカササギの遺伝子の研究。イソヒヨドリの内陸進出について。小羽枝構造からの識別。オオタカのつがいでオスが死ぬとメスがどうするか。などなど。
最近の流れでしょうか、口頭発表よりもポスターの方が多く、興味深い内容も多かったように感じました。
ただ、「だからどうなの」、「そりゃそうだけど...それで?」というだけの発表も見受けられたのは残念でした。研究のデザインの問題でしょうか。
また、ポスター発表の会場が狭かったのも厳しかったと思います。移動もままならなかったので、じっくり見ることができなかったのは残念でした。

そして一番気になったのが写真撮影です。口頭発表はスクリーンに画像を提示して話すのですが、その画面を撮影する人がけっこういます。数枚とるならまだしも、なかには全画像を撮影している人もいて、画像が変わるたびに腕がにゅっと上に伸びるので煩わしてくしょうがないのです。また、写真撮影は演者の許可が必要なはずです。あんなに全員に許可を取っているのでしょうか。このあたりのマナーを守ってくれないと困ります。

年一回の学会は最新の研究発表を聞く楽しみもありますが、全国の鳥関係者の方にお会いできるのも楽しみの一つであります。というか、じつはこれが一番の楽しみなのです。
今回も一年ぶりにお会いする方が多く、なんだか同窓会のような感じで近況報告をしあうのが楽しいし、有意義なのです。またFB友達の方と初めてお会いするなど、新たな出会いがあるのも学会参加の魅力です。なかにはわざわざ私に会いに来ていただいた方もいらっしゃり、感激もひとしおでした。
全国でなんらかの鳥と関わっていらっしゃる方々とお話しできることは、本当に刺激なり、励みになります。

今回の大会では自由集会の企画者にもなりました。所属している都市鳥研究会が開催した自由集会で、カラスの都市塒の状況をお話させていただきました。
大会最終日の18時開始というプログラムでしたので、あまり多くの方に来ていただけないのではと、じつは危惧していました。しかし、ふたを開けてみれば会場はほぼ満員の50名の方々にお越しいただき、とても嬉しく思いました。
また、議論も深めることができ、貴重なご提案もいただきました。自分としてはなかなか有意義な自由集会になったのではと思いました。

さいごに大会事務局の方々には大変お世話になりました。100周年という大イベントでしたので、とてもご苦労されたと思います。私の知る限りでは大きなトラブルもなかったと聞いています。ほんとうに有意義な大会となり、心に残る100周年になったのではと思います。ありがとうございました。



学会が開かれた安田講堂


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